2026年2月22日



「新しい契約の民として」(要約)

聖書箇所: エレミヤ書31章23〜34節


1、エレミヤ書の背景

エレミヤ書31章には、神様がイスラエルに大きな希望を与えられたということが書かれています。イエス・キリストについての預言です。しかし、預言者エレミヤにこの預言が与えられたのは、南王国ユダがバビロニアの王に滅ぼされる直前の、非常に暗く悲惨なときでした。包囲するバビロニア軍の攻撃を受け、町の中では飢えと疫病が広まりっていて悲惨な状況でした。エレミヤは、王様に、エジプトではなくバビロニアに降伏するよう勧めますが、偽預言者たちに阻まれます。このような暗闇の状況にあるエレミヤに神様が与えた預言なのです。


2、新しい契約とは何か

この契約の特徴を3つあげます。

1番目は、新しい契約は神がモーセを通して与えられた契約とは違うことです。モーセを通して与えられた契約は、「今、もしあなたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るなら、あなたがたはすべての国々の民の中にあって、わたしの宝となる。全世界はわたしのものであるから。あなたがたはわたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。」(出エジプト記19章5節)しかしイスラエルは神に背き続け滅んだのでした。

2番目は、新しい契約は、神様が民の心に律法を書き記す契約です。それは神様の御霊、神様ご自身が人の心の中に住んでくださるということです。

3番目の特徴は、キリストによる罪の赦しです。34節の後半に「わたしが彼らの不義を赦し、彼らの罪を思い起こさないからだ。」と書かれています。まことの神様だからおできになるのです。

この契約は、この時から約700年後にイエス・キリストによって成就します。キリストは私たちの罪を贖うために生まれ、十字架につけられて死んでくださいました。あなたの身代わりとなって死んでくださったのです。新しい契約はキリストの血よる契約なのです。クリスチャンはこの契約を神様から受け取りました。そして「神の祭司の王国、聖なる国民」にしていただいたのです。


3、新しい契約の民として

では、イエス様によって与えられ、御霊によって導かれる生活とはどのような生活なのでしょうか。第一に、真理に生きる生活です。御霊は私たちを真理に導き入れて下さいます。真理とはキリストです(ヨハネ14:6)。また御霊は真理の御霊と言われています(ヨハネ15:26、16:3)。御霊は私たちにキリストを証しして下さるのです。 (ヨハネ15:14)第二に、悔い改めと聖めの生活です。律法で罪を悔い改め、福音のみことばで新しくされる生活です。古い人を脱ぎ捨て新しい人を着る生活です。(エペソ4:22?24)御霊が私たちを導いて下さいます。

第三に、御霊に助けていただく生活です。私たちは御霊に助けられることに慣れていなません。しかし、聖霊の働きは、まだまだ律法に届かない私たちを助けてくださることです。どのように助け主が助けてくださるのか。私たちはそのことを、時間をかけ、経験しながら学んでいく必要があるのではないでしょうか。

第四に、祈りです。私たちは肉の思いにつまずき、この世の誘惑に負け、サタンに欺かれ、自分に絶望します。しかし私たちは祈ることによってこれらを退けることが出来ます。御霊は私たちの祈りを導いてくださいます。

人が恵まれるところは教会です。教会は人々にとって神様の恵みをいただく場所です。教会に来れば、神様の恵みをもらえます。神様の恵みは日々新たに与えられます。哀歌3章22節には、「それは朝ごとに新しい。「あなたの真実は力強い。主こそ、私の受ける分です。」とあります。


4、終わりに

新しい契約は、救い主イエス様の十字架で与えられ、御霊に導かれる契約です。「あなたのような神が他にあるでしょうか。」(ミカ7:18)とあります。洗礼を受けたあなたには、主から与えられた新しい心があります。聖霊の助けを頂きながら歩んでいきましょう。悩みや迷いのある時は、十字架の上であなたのために苦しまれた主イエス様を思い出しましょう。主は必ずあなたを助けて下さいます。


説教者:加藤 正伸 長老



<エレミヤ書 31章23〜34節>

23 イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。「わたしが彼らの繁栄を元どおりにするとき、彼らは再び次のことばを、ユダの国とその町々で語ろう。『義の住みか、聖なる山よ。主があなたを祝福されるように。』

24 ユダと、そのすべての町の者は、そこに住み、農夫も、群れを連れて旅する者も、そこに住む。

25 わたしが疲れたたましいを潤し、すべてのしぼんだたましいを満たすからだ。

26 −−ここで、私は目ざめて、見渡した。私の眠りはここちよかった。−−

27 見よ。その日が来る。−−主の御告げ−−その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家に、人間の種と家畜の種を蒔く。

28 かつてわたしが、引き抜き、引き倒し、こわし、滅ぼし、わざわいを与えようと、彼らを見張っていたように、今度は、彼らを建て直し、また植えるために見守ろう。−−主の御告げ−−

29 その日には、彼らはもう、『父が酸いぶどうを食べたので、子どもの歯が浮く』とは言わない。

30 人はそれぞれ自分の咎のために死ぬ。だれでも、酸いぶどうを食べる者は歯が浮くのだ。

31 見よ。その日が来る。−−主の御告げ−−その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家とに、新しい契約を結ぶ。

32 その契約は、わたしが彼らの先祖の手を握って、エジプトの国から連れ出した日に、彼らと結んだ契約のようではない。わたしは彼らの主であったのに、彼らはわたしの契約を破ってしまった。−−主の御告げ−−

33 彼らの時代の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうだ。−−主の御告げ−−わたしはわたしの律法を彼らの中に置き、彼らの心にこれを書きしるす。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

34 そのようにして、人々はもはや、『主を知れ』と言って、おのおの互いに教えない。それは、彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、わたしを知るからだ。−−主の御告げ−−わたしは彼らの咎を赦し、彼らの罪を二度と思い出さないからだ。」