2026年1月18日
「神様に愛されている子どもとして」(要約)
聖書箇所: エペソ人への手紙 4章25節〜5章2節
1、新しい人と古い人
パウロは、エペソの教会の信徒に、古い人を脱ぎ捨て新しい人を着なさいと語りました。古い人とは、信仰を持たず、生きる目的や希望がなく、道徳的に無感覚で、不潔な行いを貪り、虚しい心で歩む生き方のことです。では新しい人とは何でしょう。それはキリストがご自分の血によって買い取って下さったあなたへのプレゼントです。神のひとり子であるキリストは、すべての人のために嘲られ、鞭打たれ、十字架の上で苦しみ、叫ばれ、死んで下さいました。そしてあなたを罪と死と悪魔の支配から解放して下さいました。この「新しい人と古い人」という言葉は、使徒の時代、既に教理問答書に加えられていたようです。
2、新しい生き方
25節から31節には、信徒の中に見られる古い人の性質が書かれています。偽り、不当な怒りや憤り、盗み、悪い言葉、そして31節、無慈悲、憤り、怒り、叫び。偽りとは、自分が得するために嘘をつく、うまく人をごまかすことです。また自分の気持ちを正直に言わず隠すこともそうです。神様は偽りを大変嫌われるお方です。4章25節に「私たちは互いに、体の一部分なのです」とあるように、クリスチャンは愛と交わりの絆で結ばれています。偽りはその絆を自ら壊してしまうのです。 怒っても罪を犯してはいけない、憤ったままで日が暮れるようであってはいけない、とは、いつまでも怒っていると、怒ること自体は良いことであっても、悪魔に対して機会を与えてしまうからです。盗んではいけないとは、当時教会の中に習慣的にごまかして生計を立てている人がいたからです。悪い言葉を口に出してはいけないとは、くだらない無意味なことを言う人がいたからでしょう。 パウロは、このようなことは神の聖霊を悲しませることだ、あなたがたは神に型取り造られた新しい人を着たのだから、隣人に対して真実を語りなさい、怒ってもいつまでも怒らないようにしなさい、盗むのではなく苦労して働き、生活に困っている人を助けなさい、必要な時人の成長に役立つ言葉を語り、互いに親切にして優しい心で赦し合いなさいと勧めています。
3、神様に愛されている子どもとして
ここから私たちは、2つのことに気づきます。第一は、クリスチャンは誰でも律法に聞く必要があると言うことです。私たちはこの箇所を、自分はできているできてない、他の人はと読んでしまいやすいのですが、パウロはエペソの信徒全員に語っています。またパウロはこれを戒めとして書いたのではなく、クリスチャンの生きる基準として書いたのです(律法の第三用法と言います)。ヨハネの手紙第一1章10節には「もし、罪を犯してはいないと言うなら、私たちは神を偽り者とするのです。神のみことばは私たちのうちにありません。」。9節には「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を許し、すべての悪から私たちを聖めてくださいます。」とあります。
第二のポイントは神の愛と隣人愛(奉仕)の順序です。5章1節2節にあるように、私たちはイエス・キリストの福音を信じて救われました。良い行いや奉仕はその信仰から生まれてくるのです。「良い木が良い実を結ぶ」のです。奉仕をするから愛して下さるのではありません。既にイエス様はあなたを愛し、あなたのためにいのちを捨てて下さいました。ですから、クリスチャンは信仰だけではダメだ。奉仕も必要だという考えにはなりません。救いの確信が与えられ、信仰で満たされれば、他の信徒に何かしたくなります。救われたという事実が良い行いや奉仕を生むのです。自分が神様に愛されている子どもであるということがもっとわかってくれば、もっと愛されてる子どもにふさわしく歩みたいと思うのは当然のことではないでしょうか。
私たちは、もっとみことばに触れ、神様から恵みをたくさんいただきましょう。神様は必ずその願いに答えて下さいます。
説教者:加藤 正伸 長老
<エペソ人への手紙 4章25〜32節、5章1〜2節>
25 ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。
26 怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。
27 悪魔に機会を与えないようにしなさい。
28 盗みをしている者は、もう盗んではいけません。かえって、困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい。
29 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。
30 神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。
31 無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい。
32 お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。
1 ですから、愛されている子どもらしく、神にならう者となりなさい。
2 また、愛のうちに歩みなさい。キリストもあなたがたを愛して、私たちのために、ご自身を神へのささげ物、また供え物とし、香ばしいかおりをおささげになりました。