2026年1月4日
「新しい人を着る」(要約)
聖書箇所: エペソ人への手紙 4章17〜24節
聖書は、私たちに「古い人」を脱ぎ捨てて「新しい人」を着るように勧めています。「古い人」とはまだ罪から救われていない人、新しい人とはイエス様の救いに預かり、新しい歩みをしている人のことです。
エデンの園にいたアダムとエバは、蛇の悪巧みによって欺かれ、エデンの園を追い出されました。蛇とはサタンのことです。ある日、蛇はエバに、「園のどの木からも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか」、神様はそんなに厳しい方なのですかと尋ねます。このときエバは、自分に都合良いように神様のことばを変えてしまいます。神様はアダムとエバに「善悪の知識の木からは、食べてはならない。…その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ」と言われたのですが、エバは、「…それを食べてはならない。…あなたがたが死ぬといけないからだ。」と答えたのです。エバは蛇のことばに同調したのでした。すると蛇はエバに、神様はあなたに本当のことをおっしゃってない、それはあなたがたが神のようになるのを嫌っているからだと断言します。蛇のことばにエバの心は揺らぎ、ついに神に背いてしまいます。
蛇は、神様を信じる私たちにも近づいてきます。そして私たちのうちにまだ残っている「古い人」の性質、情欲を引き出し、神のことばに背かせようとします。例えば、なぜ神様はあなたにもっとよくしてくださらないのだろう?そんなことをしてあなたの得になりますか?本当は神様はあなたのことを考えていないのでは?あなたが罪を犯しても、十戒を無視しても、もう救われているんだから罪を悔い改める必要はありません、神様は何とも思いませんよ。22節の「人を欺く情欲によって腐敗していく古い人」とはこのことを言うのです。私たちが生まれつき持っている罪の性質は、自分で何とかできるものではありません。パウロは、それを脱ぎ捨てなさいと言います。
ではどうすれば脱ぎ捨てることができるのでしょう。十戒が示す罪を認め悔い改めることです。
次に、「新しい人を着る」とはどういうことでしょう。それは福音を聞いて、イエス様の救いを信じることです。福音は神様の恩恵と罪の赦しのことばです。福音を聞いてイエス・キリストを信じるとき、あなたは、23節にあるように「霊と心において新しくされ続け」ます。24節にあるように「新しい人を着る」のであって、自分で新しくなるのではありません。こうして私たちは、天地創造の初めに人が神様にかたどり造られた時のような、罪汚れのない、神様を愛し信頼する者に造り変えられていくのです。
パウロは、エペソのクリスチャンの中に「人を欺く情欲」によって振り回されている人がいることを知っていました。パウロは、エペソのクリスチャンたちが「古い人」に戻って苦しんだり、間違った方へ行かないように、このことを書きました。
神様は、すべての信徒が「古い人を脱ぎ捨て「新しい人」を着ることができるように、教会に教職を置かれました。教職の務めは、信徒たちを整え、互いの愛の奉仕を通じてキリストの体を建て上げること、すべての信徒が信仰とキリストについての知識において一致に達すること、信徒が人の悪巧みや策略によって振り回されないようにすることです。
新しい年、日々大胆に古い人を脱ぎ捨てていきましょう、そしてイエス様の用意してくださった新しい人を着させて頂きましょう。十戒で日々罪を悔い改め、イエス様の福音に感謝し、互いに励ましあいながら歩んでいきましょう。
説教者:加藤 正伸 長老
<エペソ人への手紙 4章17〜24節>
17 そこで私は、主にあって言明し、おごそかに勧めます。もはや、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩んではなりません。
18 彼らは、その知性において暗くなり、彼らのうちにある無知と、かたくなな心とのゆえに、神のいのちから遠く離れています。
19 道徳的に無感覚となった彼らは、好色に身をゆだねて、あらゆる不潔な行いをむさぼるようになっています。
20 しかし、あなたがたはキリストを、このようには学びませんでした。
21 ただし、ほんとうにあなたがたがキリストに聞き、キリストにあって教えられているのならばです。まさしく真理はイエスにあるのですから。
22 その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、
23 またあなたがたが心の霊において新しくされ、
24 真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。