2026年4月19日



「御国が来ますように」(要約)

聖書箇所: ルカの福音書 11章14〜36節


御国とは何か、それはイエス様が王として支配する国のことです。どういうことでしょうか。イエス様が福音を宣べ伝えていたときのことです。ある日、イエス様が話すことができない人から悪霊を追い出して、その人が話せるようになったのを見た多くの人たちは、驚き、イエス様を讃えました。

しかしある人たちが、イエス様は悪霊のかしらを使って悪霊を追い出しているのだとイエス様のみわざの悪口を言ったのです。この時イエス様は、その人たちの心を見抜いて言われました。「どんな国も内輪もめしたら荒れ廃れ、どんな家も家族で争えば倒れます。」18、19節で、イエス様は、悪霊のかしらが悪霊を追い出しているのなら、その国は、仲間割れしているので立ち行くことができない、自滅するだけだと言われ、20節では、イエス様が神の指によって悪霊どもを追い出しているのだから、もう神の国が来ていると言われたのでした。 

私たちはここから、イエス様こそ私たち人間を天の御国に入れて下さる方であることが分かります。悪魔は、多くの人の心を支配し、大きな影響を与えています。しかしイエス様は、悪魔よりも「もっと強い」お方です。(21節、22節)イエス様は、23節で、ご自分に味方しない人は敵対する人である言われました。また24節から26節で、悪魔の支配から救われた人が再び悪魔の支配のもとに戻るならば、その人は前の時よりもっと悲惨なことになると言われましたが、これは、悪魔の支配する国からイエス様のご支配する国に入ること、留まり続けることがいかに大切かということを伝えています。

私たちは「主の祈り」で「御国が来ますように」と祈ります。この祈りは、すべての人が悪魔の支配する国からイエス様が支配する国に移ることができるように、という祈りです。同時に、イエス様を信じた人が、今も後もそして永遠に、天の御国に留まることができますようにという祈りでもあります。

イエス・キリストは、まことの人でまことの神様です。この後、イエス様は十字架で死なれ、復活されたことにより悪魔に完全に勝利されました。そしてみことばに聞き従うすべての人が、悪魔の支配する国から神の国に入れるようにしてくださいました。

多くの人が罪やこの世の誘惑や悪魔の策略に苦しんでいます。すべての人がキリストの福音を信じて御国に入ることができるように祈りましょう。また既にイエス様を救い主として信じている私たちも、御国の中に留まり続けられるように祈りましょう。

「御父は、私たちを暗闇の力から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子にあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。」(コロサイ人への手紙 1章13〜14節)


説経者:加藤 正伸 長老



<ルカの福音書 11章14〜36節>

14 イエスは悪霊、それも口をきけなくする悪霊を追い出しておられた。悪霊が出て行くと、口がきけなかった者がものを言い始めたので、群衆は驚いた。

15 しかし、彼らのうちには、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ」と言う者もいた。

16 また、イエスをためそうとして、彼に天からのしるしを求める者もいた。

17 しかし、イエスは、彼らの心を見抜いて言われた。「どんな国でも、内輪もめしたら荒れすたれ、家にしても、内輪で争えばつぶれます。

18 サタンも、もし仲間割れしたのだったら、どうしてサタンの国が立ち行くことができましょう。それなのにあなたがたは、わたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出していると言います。

19 もしもわたしが、ベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているのなら、あなたがたの仲間は、だれによって追い出すのですか。だから、あなたがたの仲間が、あなたがたをさばく人となるのです。

20 しかし、わたしが、神の指によって悪霊どもを追い出しているのなら、神の国はあなたがたに来ているのです。

21 強い人が十分に武装して自分の家を守っているときには、その持ち物は安全です。

22 しかし、もっと強い者が襲って来て彼に打ち勝つと、彼の頼みにしていた武具を奪い、分捕り品を分けます。

23 わたしの味方でない者はわたしに逆らう者であり、わたしとともに集めない者は散らす者です。

24 汚れた霊が人から出て行って、水のない所をさまよいながら、休み場を捜します。一つも見つからないので、『出て来た自分の家に帰ろう』と言います。

25 帰って見ると、家は、掃除をしてきちんとかたづいていました。

26 そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みな入り込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。」

27 イエスが、これらのことを話しておられると、群衆の中から、ひとりの女が声を張り上げてイエスに言った。「あなたを産んだ腹、あなたが吸った乳房は幸いです。」

28 しかし、イエスは言われた。「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」

29 さて、群衆の数がふえてくると、イエスは話し始められた。「この時代は悪い時代です。しるしを求めているが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられません。

30 というのは、ヨナがニネベの人々のために、しるしとなったように、人の子がこの時代のために、しるしとなるからです。

31 南の女王が、さばきのときに、この時代の人々とともに立って、彼らを罪に定めます。なぜなら、彼女はソロモンの知恵を聞くために地の果てから来たからです。しかし、見なさい。ここにソロモンよりもまさった者がいるのです。

32 ニネベの人々が、さばきのときに、この時代の人々とともに立って、この人々を罪に定めます。なぜなら、ニネベの人々はヨナの説教で悔い改めたからです。しかし、見なさい。ここにヨナよりもまさった者がいるのです。

33 だれも、あかりをつけてから、それを穴倉や、枡の下に置く者はいません。燭台の上に置きます。入って来る人々に、その光が見えるためです。

34 からだのあかりは、あなたの目です。目が健全なら、あなたの全身も明るいが、しかし、目が悪いと、からだも暗くなります。

35 だから、あなたのうちの光が、暗やみにならないように、気をつけなさい。

36 もし、あなたの全身が明るくて何の暗い部分もないなら、その全身はちょうどあかりが輝いて、あなたを照らすときのように明るく輝きます。」"