2025年12月21日
「羊飼いたちのクリスマス」(要約)
聖書箇所: ルカの福音書2章1〜20節
1、天使のみ告げ
イエス様がお生まれになったちょうどその頃、ベツレヘムの近くで、羊飼いたちが野宿をしながら羊の群れの見張りをしていました。するとその時、突然天使が現れて周りを明るく照らします。恐れる羊飼いたちに、天使ガブリエルは、今日救い主がお生まれになったこと、この方こそ主キリストであることを羊飼いたちに伝えました。またしるしとして、産着で包まれて飼い葉桶に寝ているみどりごを見ると告げます。み告げが終わるやいなやその天使と一緒に現れたたくさんの天の軍勢は、「いと高きところで、神に栄光、そして神に喜ばれる人々に平和があるように」と賛美しました。(「主の祈り」と同じです)
イスラエルの民は、長い間救い主が来るのを待ち望んでいました。自分たちがこのような惨めで暗い時代を過ごしているのは、預言者たちが預言したとおり、かつてまことの神を忘れ、背いたからだと考えていました。しかし預言者たちは、いつの日か救い主キリストが来てイスラエルの民を救い出してくださることも預言していました。まさにその救い主が今日来られたことを、天使ガブリエルは羊飼いたちに告げたのです。羊飼いたちは、天使たちの言葉を素直に受け止め、疑いませんでした。そして神様が知らせたことを見に行こうと互いに言い合ったのです。
2、羊飼いたちの礼拝
羊飼いたちはマリアとヨセフとみどりごのいる家畜小屋を見つけます。彼らは、マリアたちに天使たちから告げられたことを伝え、みどりごイエス様を礼拝したに違いありません。イエス様は天から下られたまことの神様です。
礼拝が終わった後、羊飼いたちは、天使たちのみ告げをその宿の人たちにも広く知らせますが、残念ながら、それを聞いた人たちは、羊飼いの話を不思議に思っただけでした。それでも羊飼いたちは、救い主キリストにお会いできたので、神様を喜び賛美しながら帰っていきました。
羊飼いたちがイエス様を礼拝した事は決して偶然ではないことがお分かりになったでしょう。天使が羊飼いたちに、イエス様は家畜小屋で寝てると告げたこと、当時でも生まれたばかりのみどりごを寝かせるような場所ではない家畜小屋に、イエス様がおられたからです。それは神様のご計画でした。神様は羊飼いたちを最初の礼拝者に招いて下さったのです。羊飼いたちは神様の御心に叶う人々でした。神様は、心の思いの高ぶるものを嫌われ、低いものを高く開けてくださるお方です。(1 章 51 節・52 節)神様は常に低いところを顧みて、慈しみの働きをしてくださるのです。それは神様がどんなに罪深い人のところにも来てくださるお方だからです。
3、罪と死と悪魔の支配する世界からの救い
私たちは、まことの神を知らず、人々に様々な欲望をかき立て、罪に誘惑するような世界に住んでいます。また私たち自身も、誘惑に負けてしまい悪い習慣から抜け出せないでいたり、劣等感を持って苦しんだり、過去の心の傷を引きずって立ち直れなかったり、他人を見下して人の心を傷つけたり、人の持っているものを妬んだり、また自分のものにしようとします。イエス様は、その罪の世界に来てくださったのです。家畜小屋のような私たちの心に来てくださるのです。羊飼いの礼拝はそのことを伝えています。
イエス様は、マリアとヨセフと一緒に、羊飼いたちを待っていました。そして今、イエス様はあなたを待っています。イエス様は、私の罪、私の汚いこと、悪いことを全部わかって、十字架にかかり、死んでくださったまことの神様です。あなたが自分の罪を認めて救い主イエス様を信じる時、イエス様はこの暗闇の世界からあなたを救い出してくださいます。罪と死と悪魔の支配から解放してくださいます。
羊飼いたちは、イエス様を礼拝した後、救い主キリストにお会いできたことで、神様を賛美しながら帰ってきました。皆さんも、礼拝でイエス・キリストの救いを受け取って、神様を賛美しながら帰られることを心から願っています。
説教者:加藤 正伸 長老
<ルカの福音書 2章1〜20節>
1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
5 身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。
6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。