2025年11月23日



「キリストの教会と信徒」(要約)

新約聖書:エペソ人への手紙4章7〜16節



1、教会とは何か

聖書のいう教会は、神に召され、神と救い主キリストを信じ、聖霊を与えられた人の集まりであり、福音が語られ、洗礼や聖餐式が行われるところ、神の栄光を賛美するところです。(エペソ人への手紙 1章)まことの教会はただ一つで、信徒は同じ国の民、神の家族です。地域教会は、公同の教会の、この世にある、いわば出先機関です。(エペソ人への手紙 2 章)

2、教会と信徒の関係について

キリストは信徒一人ひとりにそれぞれ異なった賜物を与えて下さいました。(7 節)また、キリストは、教会に指導者を置かれました。牧師の職務は、群れに霊的食物を与えて養い、また信徒が霊的な危険から守られるように見守ることです。支配するのではなく、神様からみことばを取り継ぐ係です。(11節)

キリストの教会を建て上げるのはキリストです。信徒の目標は、キリストから与えられた賜物と指導者の働きによって整えられ、奉仕の働きをし、「キリストの体を建て上げる」ことです。これが信徒と教会の目標です。(12 節)またキリストは、信徒の働きにより、様々な信徒をつなぎ、それぞれの信徒がその分に応じて健全に働き、教会全体が成長するようにして下さいます。(16 節)

3、信徒を成長させて下さるキリスト

キリストは信徒をご自分に向けて成長させて下さいます。(13・15節)

第一に、奉仕の働きです。奉仕とは、「キリストの体である教会を築き上げるのに役立つ働き」(詳訳聖書)です。奉仕は押し付けられるものではなく、自由な愛の心で喜びや感謝から行うものです。(7?12 節)

第二に、信仰の一致と知識の一致です。知識とは「神のみ子についての十分で正確な知識の理解」であり、単に頭の理解ではなく、キリストと深く親密に交わることで与えられます。(13 節)小教理問答書(カテキズム)を学ぶことはとても役立ちます。

第三に、「成熟した大人になる」こと、すなわちキリストによって与えられるすべての資質、謙遜、柔和、寛容、忍耐などに満たされることです。(13 節)

第四に、霊的大人になること、すなわち、善と悪を見分ける力を持つことです。ここでの悪とは、信徒の信仰を妨げ、キリストから引き離そうとする悪魔の策略です。(14 節)「善悪を見分ける感覚」は経験によって身につきます。(ヘブル人への手紙 5 章 14 節)

第五に、愛を持って真理を語ることです。自己目的や自己利益のためではなく、相手のことを思う心からキリストを伝えるのです。(15 節)こうして信徒と教会は、キリストに向かって成長します。

4、まとめ

教会の信徒どうしの関係はキリストにある関係であり、また教会はキリストの教会なのです。


説教者:加藤 正伸 長老



<エペソ人への手紙 4章7〜16節>

7 然し、私たちはひとりひとり、キリストの賜物の量りに従って恵みを与えられました。

8 そこで、こう言われています。「高い所に上られたとき、彼は多くの捕虜を引き連れ、人々に賜物を分け与えられた。」

9 −−この「上られた」ということばは、彼がまず地の低い所に下られた、ということでなくて何でしょう。

10 この下られた方自身が、すべてのものを満たすために、もろもろの天よりも高く上られた方なのです−−

11 こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。

12 それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり、

13 ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。

14 それは、私たちがもはや、子どもではなくて、人の悪巧みや、人を欺く悪賢い策略により、教えの風に吹き回されたり、波にもてあそばれたりすることがなく、

15 むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。

16 キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。