2025年8月17日



「主は私たちの心の目を開き、はっきり見えるようにしてくださる」(要旨)

新約聖書:エペソ人への手紙 1章15〜23節



1、エペソの信徒のための祈り

パウロは、絶えずエペソ教会の一人ひとりの信徒を思い、神様に感謝し、祈りました。パウロが特に信徒のために祈り求めたのは、神様が信徒に「神を知るための知恵と啓示の御霊を与えてくださるように」ということです。御霊はみことばを通して働かれ、私たちが神様のことを深く親しく知るようにして下さいます。

このことにより、私たちの心の目ははっきり見えるようになります。心の目に光を溢れさせてくださいます。例えば、朝起きたとき、カーテンを開けます。すると暗かった部屋が明るくなります。これと同じで、私たちの心の目のカーテンが開かれるとき、霊的な暗さは明るさに変わります。

では、霊的に暗いというのはどういうことでしょう? 黙示録 3 章 17 節に、主イエス様が、ラオディキヤの教会に「あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、足りないものは何もないと言っているが、実は惨めで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸であることがわかっていない。」と言われたことが書かれています。みことばに示されるまで、人は自分の霊的暗さに気づきません。

パウロが、エペソの信徒に、見てほしい、知ってほしいと考えていることはなんでしょう。1つは、神の召しにより与えられる望みです。キリストにあって、救いの確かな希望を与えられていることです。2 つ目は、聖徒が素晴らしい相続財産に気づき、それを味わうことです。3 つ目に、信じる者には神様の偉大な力が働くことです。これらをはっきり知ってほしいと強く願っているのです。


2、キリストと教会

神様は、ご自身のこの偉大な力をキリストのうちに働かせられました。それは、キリストを死者の中から甦らされたこと(復活)と、天上でご自分の右の座につかせられたこと(高挙)です。復活と高挙は、キリストがすべての造られたものの主であることの宣言です。キリストはすべての権威、権力の上に立つ方です。

神様は、このお方キリストを、教会の普遍的で最高の頭として任命されました。教会はキリストのからだです。このからだは、「すべてのものを、すべてのもので満たす方」キリストが、満ちておられるところ、つまりキリストが生きて働かれるところです。これが教会の本質です。詩篇 23 篇にあるように、飼い主が羊たちを憩いのほとりに連れていき、養い、休ませ、傷ついたものを介抱し、病気のものを癒し、守り、育て、励まして下さるところです。

しかし、もし私たちが教会に単なる楽しさや、自分の心の満足、人間関係のトラブルの解決を求めているなら、また教会の働きを財産管理や契約を主とする法人の活動と同じに考えるなら、それは本来の教会ではありません。


3、勧め

神様に、神様を知るための知恵と啓示の御霊を与えてくださるように祈りましょう。みことばを頂き、心の目を開いて下さるように祈りましょう。かしらである主イエス・キリストに留まり、主の恵みに満たされましょう。お互いの信仰を励まし合いながら、主に喜ばれる教会を建て上げていきましょう。


説教者:加藤 正伸 長老



<エペソ人への手紙 1章15〜23節>

15 こういうわけで、私は主イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対する愛とを聞いて、

16 あなたがたのために絶えず感謝をささげ、あなたがたのことを覚えて祈っています。

17 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。

18 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、

19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。

20 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、

21 すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。

22 また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。

23 教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。