2024年1月14日



「最初の教会」(要約)

説教40選第五集 「最初の教会」(高山典久先生)を使用


新約聖書:使徒の働き4章23節から33節



最初の教会とはどんな教会だったのでしょう。特徴を3つ挙げます。

第一に、キリストの十字架と復活を大胆に語る教会でした。使徒の働きの最初に、ペンテコステの時のペテロの説教が書き留められていますが、その説教の中心はイエス・キリストの十字架と復活でした。

教会は、イエス様の十字架と復活を宣べ伝えるところです。イエス様の十字架と復活を宣べ伝えることは、私たち教会の進路を示す「灯台」のようなものです。聴衆の心に残るような暖かな言葉を語ったり、倫理道徳のお話をするところでも面白いお話をするところでもありません。

最初の教会はイエス様の復活を力強く宣べ伝えました。(4:33)教会の人々は、ユダヤの当局者からイエスのことを語ってはならないと脅かされても、聖霊によっておくすることなくイエス様の十字架と復活の福音を大胆に語ったのです。

第二に、最初の教会は、キリストの十字架と復活を証しする教会でした。復活によって変えられた信徒の生き方は誰の目にも明らかとなっていきました。復活されたイエス様との交わりこそ彼らの信仰であり、その信仰が彼らの生き方、生活を方向づけていました。4章32節の「信じた者の群れ」とは、新しく生かされた者たちの群れということです。聖霊によって復活されたイエス様と結び合わされ、それによって新しいいのちを生き始めた人々の群れです。教会と言う組織が結成されたということではありません。

第三に、最初の教会は、周囲の人々から好意を持たれました。教会の人々が、復活されたイエス様と結ばれることによって与えられた新しい命に生きる生活は、周囲の人々に驚きを与えるような、本当に新しい生き方でした。(2:46・47)しかもそれは周囲の人々から、素晴らしいものだと好意を持たれるような、そういう新しさでした。そのため主を信じるものはますます増えていきました。(5: 14)

彼らは持ち物を共有していましたが、彼らの新しい生活には大前提があります。それは32節の「信じた者の群れは、心と思いを1つにして」ということです。イエス様の十字架と復活の恵みに共に預かる信仰を共有したのです。それは、自分も、またあの人この人も、イエス様の十字架によって赦されなければならない罪人であるということを受け入れた、ということです。

私たちは月に1度、聖餐の時を持たせていただきますが、聖餐こそ、イエス様の十字架の赦しの恵みに共に預かることに他なりません。聖餐を通して、私たちは、イエス様が十字架において実現してくださった救いを共にすることができるのです。そうやって私たちはイエス様にあって1つとされていくのです。今年は、信徒全員が聖餐に預かり、神様から恵みを頂いてほしいと願っています。


説教者:加藤 正伸 長老



<聖書:使徒の働き4章23節〜33節>

23 釈放されたふたりは、仲間のところへ行き、祭司長たちや長老たちが彼らに言ったことを残らず報告した。

24 これを聞いた人々はみな、心を一つにして、神に向かい、声を上げて言った。「主よ。あなたは天と地と海とその中のすべてのものを造られた方です。

25 あなたは、聖霊によって、あなたのしもべであり私たちの父であるダビデの口を通して、こう言われました。『なぜ異邦人たちは騒ぎ立ち、もろもろの民はむなしいことを計るのか。

26 地の王たちは立ち上がり、指導者たちは、主とキリストに反抗して、一つに組んだ。』

27 事実、ヘロデとポンテオ・ピラトは、異邦人やイスラエルの民といっしょに、あなたが油をそそがれた、あなたの聖なるしもべイエスに逆らってこの都に集まり、

28 あなたの御手とみこころによって、あらかじめお定めになったことを行いました。

29 主よ。いま彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみことばを大胆に語らせてください。

30 御手を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。」

31 彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。

32 信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。

33 使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。